
2025年11月1日公開
「最新版を選択しているのに、Minecraft Bedrock(統合版)が1.12.114のままで更新されない」
 ──そんな声が今、世界中のプレイヤーから上がっています。
 特にWindows PCで統合版をプレイしているユーザーの間で、**「1.21.120が表示されない」「Microsoft Storeを開いても更新ボタンが出てこない」**という現象が多発しているのです。
この記事では、最新版が反映されない原因をひとつずつ整理し、今日すぐに試せる具体的な解決法を丁寧に紹介します。
 バージョンが古いままでフレンドと一緒に遊べない、Realms(レルムズ)に接続できないという人も、これを読めば復旧の糸口が見つかるはずです。
- 現在の状況:1.21.120が順次配信中
 - 原因①:Microsoft Storeで更新が止まっている
 - 原因②:XboxアプリとMicrosoft Storeの連携不良
 - 原因③:Windowsの更新やキャッシュ不具合
 - 原因④:段階的配信(ロールアウト)の影響
 - 原因⑤:旧エディションを起動している
 - その他の最終手段
 - まとめ
 
現在の状況:1.21.120が順次配信中
2025年10月下旬に配信された「Minecraft Bedrock Edition 1.21.120」では、新しい装飾ブロックやバグ修正、ワールド生成の軽量化などが含まれています。
 スマートフォンやNintendo Switchではすでに反映が進んでいますが、Windows(PC版)は段階的ロールアウト中で、地域やストアの状態によってはまだ1.12.114のまま止まっているケースがあります。
つまり、「最新版を選んでいるのにアップデートされない」のは、
- ストア側の配信がまだ届いていない
 - ゲームサービスまたはキャッシュが更新を妨げている
という2つの要因が主な原因です。 
統合版はストア(Microsoft Store または Xboxアプリ)経由で更新されるため、ゲーム内の「リリース選択」では制御できません。
 この点がJava版との大きな違いです。
原因①:Microsoft Storeで更新が止まっている
一番多いのがこのケースです。
 統合版(Minecraft for Windows)はMicrosoft Storeを通じて更新されますが、ストアが自動更新を検知できていないと、バージョンが古いままになります。
次の手順を順に確認してみましょう。
(1) Microsoft Storeを開く
 (2) 右上の自分のアイコンをクリック → 「アプリとデバイスの管理」へ
 (3) 一覧に「Minecraft for Windows」が表示されているか確認
 (4) 表示されていなければ、検索バーで「Minecraft」を検索し、ページを開く
 (5) 「更新」ボタンが表示されていればクリック(ない場合は自動反映待ち)
この時、「更新」ボタンがグレーのまま、または「インストール済み」とだけ出ているなら、キャッシュが壊れているか、配信サーバーがまだ反映していない可能性が高いです。
原因②:XboxアプリとMicrosoft Storeの連携不良
Minecraft統合版はXboxサービスと連動して動作しているため、Xboxアプリの更新が遅れていると反映されません。
確認のため、以下の手順を行ってください。
(1) Xboxアプリを開く
 (2) 画面左下の「設定」→「全般」→「アプリのバージョン」を確認
 (3) 「Xbox Game Services」が最新でない場合、「Microsoft Store」で検索し更新
また、アカウントの同期不具合があるとアップデートが拒否されることもあるため、
 一度サインアウト→再サインインを行うと改善するケースがあります。
原因③:Windowsの更新やキャッシュ不具合
もうひとつ見落とされがちなのが、Windows Updateの未適用やストアキャッシュの破損です。
 統合版はWindowsの内部コンポーネント(特にGaming Services)と密接に連携しているため、これらが古いままだと最新バージョンを検知できません。
対処法
(1) スタートメニューから「設定」→「Windows Update」を開き、「更新プログラムのチェック」をクリック。
 (2) 最新の更新をすべて適用したら再起動。
 (3) 次に「Win + R」を押して、
  wsreset.exe
  と入力しEnterキーを押します。
 → 黒いウィンドウが開いて自動的に閉じればOKです。
この操作でMicrosoft Storeのキャッシュがリセットされ、アップデート情報が再取得されます。
原因④:段階的配信(ロールアウト)の影響
実は、Minecraft統合版のアップデートは世界同時配信ではありません。
 スマホ・Switch・Xbox・PCで順番に展開されるため、あなたの環境にはまだ配信が届いていない可能性もあります。
特にWindows版は、配信が他プラットフォームより2〜3日遅れることが珍しくありません。
 そのため、「最新版を選んでいるのに古いバージョンのまま」となっている人が世界中で報告されています。
Redditでは「アメリカ東部では反映されたのに、日本ではまだ1.12.114」との投稿もあり、配信地域による差が確認されています。
この場合は、強制的に更新を確認する操作を行うと改善する可能性があります。
対処法(配信待ちを解除)
(1) Microsoft Storeを開く
 (2) 左下の「ライブラリ」をクリック
 (3) 「更新を取得」ボタンを押す
 (4) 画面上部の「更新をチェック中...」が消えたあと、Minecraftの欄が現れればアップデート可能
もしこの操作後も更新が表示されない場合、配信がまだあなたの地域に届いていないだけの可能性が高いです。
 その場合は数時間~1日程度待つと自動的に反映されるケースが多いです。
原因⑤:旧エディションを起動している
これもよくある誤解です。
 Minecraftの「統合版」は、かつての「Minecraft for Windows 10」とは別アプリ扱いになっています。
 見た目は似ていますが、旧版(Windows 10版)を起動していると、1.12.114のまま固定されてしまうのです。
確認のために以下を試してみてください。
(1) 「Minecraft for Windows」という名前で起動しているか?
 (2) ゲームのタイトル画面右下に「Bedrock Edition」と表示されているか?
もし「Minecraft for Windows 10」と表記されている場合は、Microsoft Storeで最新版「Minecraft for Windows(統合版)」を再インストールする必要があります。
 購入済みアカウントであれば無料でダウンロードできます。
その他の最終手段
ここまで試しても改善しない場合は、次の操作を順に行ってください。
(1) 「Xbox Game Services」を再インストール
  → PowerShellを管理者権限で開き、次のコマンドを入力:
  get-appxpackage Microsoft.GamingServices | remove-AppxPackage -allusers
  → その後、Microsoft Storeから再インストール。
(2) Minecraftを再インストール
  セーブデータを失いたくない場合は、事前に「ワールドのエクスポート」を行ってください。
  再インストール後にインポートすれば元通り遊べます。
(3) ベータプログラム(Insider)に参加していないか確認
  Insider設定が残っていると旧バージョンが固定される場合があります。
  Xbox Insider Hubアプリから退出して再起動しましょう。
まとめ
PC版Minecraft統合版が最新バージョン(1.21.120)に更新されない場合、主な原因は次の5つです。
- Microsoft Storeの更新が止まっている
 - Xboxアプリやゲームサービスが古い
 - Windows Update・ストアキャッシュの不具合
 - 段階的配信(地域差)による遅延
 - 旧エディション(Windows 10版)を起動している
 
最も効果が高いのは、「Windows Update」「wsreset.exe」「ストアのライブラリ更新」を実行すること。
 これで大半のケースが解決します。
アップデートが届かない間は、フレンドとのマルチプレイで「バージョンが違うため参加できません」と表示されることもありますが、
 焦らず、ストアの更新ボタンが現れるのを待つのが安全です。
あなたの環境ではどの方法が有効でしたか?
 「これで直った」「まだ更新が来ない」など、コメント欄でぜひ共有してください。