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【ウイイレ2021】神データがインポートできない! PSN接続エラーとサブアカウント制限の原因と対処法を徹底解説


ウイイレ2021(eFootball PES 2021)で「神データ(オプションファイル)」をインポートしようとしたとき、

画面にこのようなメッセージが表示されたことはありませんか?

“In order to use this function, you will need to connect to the PlayStation™Network and check that there are no restrictions on user-generated media in your account for PlayStation™Network.
Connect to your PlayStation™Network and check the current settings for Sub Account Management.”

日本語にすると、
「この機能を使うにはPlayStation Networkに接続し、ユーザー生成コンテンツに制限がないことを確認してください。
また、サブアカウント管理の設定を確認してください。」
という意味です。

このエラー、神データを導入しようとしたときに最も多いトラブルのひとつです。
PSNに接続しているのに、なぜか“接続が必要”や“制限中”と出てしまう。
しかも、アカウントの年齢設定は20歳以上なのに…というパターン。

実はこれ、単なる接続エラーではなく、
**PS4本体の「ファミリー設定」や「メインアカウント権限」**が関係しています。

この記事では、あなたのように「友達から借りているPS4で、自分のアカウントを使って神データを導入しようとしている」ケースを中心に、
このエラーの原因と具体的な解決手順を、初心者でもわかるように順番に説明します。

■ まず前提:「神データ」とは何か

ウイイレシリーズでよく言われる「神データ」とは、
ユーザーが作成したオリジナルの選手データ・ユニフォーム・チームロゴなどをまとめた**オプションファイル(Option File)**のことです。

PS4ではUSBメモリを使ってこのファイルをインポートし、
Jリーグのチームや実名選手データを反映させることができます。

ただし、この機能は「ユーザー生成コンテンツ(User-generated media)」扱いになるため、
PSNのアカウント設定に制限があると利用できません。

つまり、ファミリー管理者(メインアカウント)に制限が設定されているPS4では、
自分が成人アカウントであってもブロックされるという仕組みになっています。

■ あなたの状況を整理してみよう

質問内容を基にすると、条件は次のとおりです。

  • PS4は友達から借りている

  • PS4には友達のアカウント(オーナー)が登録されている

  • 自分自身のアカウント(年齢20歳以上)でログインしてプレイしている

  • PSNには接続できている

  • なのに「PSN接続またはサブアカウント設定の制限」とエラーが出る

この時点で、PlayStation Network上の接続は問題ありません。
問題は「本体設定」側──つまりあなたのアカウントが“サブ扱い”になっていることです。

■ 原因①:PS4本体の“メインアカウント”が友達のものだから

PS4では、最初に登録したアカウントが「この本体の管理者(ファミリー管理者)」になります。
その管理者が設定した制限は、同じ本体を使うすべてのアカウントに適用されます。

たとえば、友達が未成年設定のアカウントだったり、
ファミリー管理で「ユーザー生成コンテンツの利用を制限する」にチェックを入れていると、
あなたのアカウントが成人設定でも神データのインポートはできません。

つまり、PS4の中ではあなたのアカウントが**“サブアカウント”**として扱われており、
PlayStation Network上の年齢や制限設定が参照されないんです。

このため、
「成人設定のアカウントなのに神データがインポートできない」
という混乱が起きます。

■ 原因②:PSN上の「ユーザー生成メディア利用制限」が有効になっている

もう一つの可能性として、PSN(オンラインアカウント)の設定で、
「ユーザーが作ったメディア(User-generated content)」の利用制限がオンになっている場合があります。

これは、スクリーンショットの共有や動画投稿、
オンラインデータの読み込みを制限する機能ですが、
ウイイレの神データインポートもこれに該当します。

つまり、PSNのプライバシー設定が“制限あり”になっているとブロックされるのです。

■ 原因③:PSNとの再認証が必要な状態

ウイイレ2021は、インポート時にPSNアカウント認証を裏で行っています。
そのため、ネットワークが不安定だったり、PSN接続が切れているタイミングだと、
「接続が必要」と表示されます。

特に、他人のPS4で自分のアカウントを使うと、PSN認証のトークンがずれるため、
再ログインが必要になることもあります。

■ 原因④:USBメモリ内のフォルダ構成が間違っている

もし上記の設定に問題がなければ、
単純にUSB内のフォルダ構成がPS4に認識されていないだけ、というケースもあります。

フォルダ階層は必ず以下の通りにしてください。

USBメモリ直下に「WEPES」フォルダを作成  

→ その中に神データ(.binファイル)を格納  

 

フォルダ名が「wepes」や「WePes」になっているだけでも認識しない場合があります。
ウイイレ側の読み込み時に「USBストレージが見つかりません」と出る場合は、これが原因です。

■ 原因⑤:ソフトウェアが古い

PS4版ウイイレ2021は、発売当初から複数のアップデートが配信されています。
古いバージョンではUSBインポート機能が正常に動作しないことがあるため、
まずはゲームを起動して「データパック」や「バージョン情報」を確認してください。

ホーム画面で「オプション」ボタン → 「アップデートを確認」を選択し、
最新版に更新してから再度試すのがおすすめです。

■ 神データを正常にインポートするための具体的な解決手順

ここからは、実際に「PSN接続・サブアカウント制限」のエラーを解除して、
ウイイレ2021で神データをインポートできるようにするための実践的な対処法を、順番に解説します。

この順に確認すれば、ほぼすべてのケースで解決できます。

① まずは本体の「ファミリー設定」を確認する

あなたのアカウントが成人でも、PS4本体が友達の所有である場合、
その友達が“ファミリー管理者”になっており、
あなたのアカウントが“子アカウント”扱いになっている可能性があります。

その場合、神データ(ユーザー生成メディア)の利用が制限されるため、
設定を解除してもらう必要があります。

【確認手順】

  1. PS4のホーム画面で「設定」→「ペアレンタルコントロール/ファミリー管理」を選択。

  2. 「ファミリー管理」を開くと、現在登録されているアカウント一覧が出ます。

  3. あなたのアカウントが“子ども(Sub Account)”として登録されていたら、
     管理者(友達のアカウント)でログインして設定を変更します。

【設定を変更する手順】

  • 「ユーザー生成コンテンツの閲覧を許可」

  • 「コンテンツ共有・メッセージ・ボイスチャットの許可」
    これらを“許可する”に切り替えましょう。

変更後にPS4を再起動し、もう一度ウイイレを起動して試します。

もし友達のアカウントが未成年設定(18歳未満)になっている場合、
ファミリー管理の構造上あなたのアカウントにも制限が残ります。
その場合は、あなた自身のPS4本体を使うか、別の成人アカウントをメインとして登録する必要があります。

② PSNのプライバシー設定をオンラインで確認

次に、あなた自身のPlayStation Networkアカウントに設定された
「ユーザー生成メディア(User Generated Content)」の制限を確認します。

これはPCまたはスマホからPlayStation公式サイトにアクセスして操作します。

【手順】

  1. https://www.playstation.com/ にアクセス

  2. 右上のログインから、あなたのアカウント情報でサインイン

  3. 「アカウント管理」→「プライバシー設定」へ進む

  4. 「ユーザー生成メディア」を探して、“制限なし(Everyone)”を選択

  5. 同時に「他のユーザーとの交流」も“制限なし”に変更

これで、ウイイレが神データを「外部ファイルから読み込む」権限を持つようになります。

設定変更後は、一度PS4の「設定」→「アカウント管理」→「PSNにサインアウト」を選び、
再びサインインし直してください。

これで新しい設定がPS4に同期されます。

③ USBメモリのフォルダ構成を再確認

PSNの制限を解除しても、USBメモリの構成が正しくないと
ウイイレがデータを認識しません。

神データは必ず次のような構造にします:

USB(ドライブ名)

 └── WEPES

       ├── team.bin

       ├── emblem.bin

       └── uniform.bin

 

フォルダ名「WEPES」は全て大文字で、
USBメモリの直下に置くことが重要です。
ひとつでも階層が深いと読み込まれません。

また、USBはFAT32形式でフォーマットされている必要があります。
exFATやNTFSではPS4が読み込めない場合があります。

④ ゲーム内での手順を再確認

設定を済ませたら、次はウイイレ内で神データをインポートします。
改めて手順をおさらいしておきましょう。

  1. USBメモリをPS4に挿す

  2. ゲームを起動 → 「エディット」モードへ

  3. 「インポート/エクスポート」→「チームインポート」

  4. USBストレージ内のデータが一覧表示されるはずです

もしここで「USBストレージが見つかりません」や「利用できません」と出る場合は、
前述のフォルダ名ミスやフォーマット形式を再チェックしてください。

⑤ PSN接続が切れていないか確認

もう一つありがちな落とし穴が「PSNの一時切断」です。
PS4はスリープ状態や別アカウントの切り替えを行うと、
PSNセッションが無効化されることがあります。

以下の手順で再認証してください。

  1. ホーム画面 → 「設定」

  2. 「アカウント管理」→「PSNにサインイン」

  3. 自分のアカウントで再ログイン

  4. 「ネットワーク接続テスト」を実行して、“PSNに接続”が成功するか確認

ここで失敗する場合、Wi-FiやLANの接続不良の可能性があるため、
ルーターの再起動も試してみましょう。

⑥ 別のPS4本体で試す

もしすべての設定を見直しても同じエラーが出る場合、
借りているPS4の本体側に“制限が固定”されているケースもあります。

特にファミリー管理者が未成年設定のままだと、
あなたのアカウントが成人でも解除できない仕様になっています。

その場合、

  • 自分のPSNアカウントをメインとしてPS4を初期化してセットアップする

  • もしくは自分のPS4本体を用意してログインする

これで完全に制限を回避できます。

■ トラブル解決後のチェックポイント

  1. PS4の「設定 → アカウント管理 → サインイン状態」が“接続済み”である

  2. 「ファミリー設定」で自分のアカウントが“成人/制限なし”になっている

  3. PSNのプライバシー設定で「ユーザー生成メディア」が“Everyone”

  4. USBフォルダ構成が「WEPES」直下に正しく配置

  5. ゲーム内でインポートメニューが有効になっている

この5点がすべてクリアになっていれば、
必ず神データのインポートは成功します。

■ 最後のまとめ

  • このエラーは「PSN未接続」ではなく、**サブアカウント制限(ファミリー管理)**が原因。

  • 借りているPS4では、あなたのアカウントが自動的に制限対象になることがある。

  • 友達に本体設定の変更をお願いするか、自分のPS4で再セットアップするのが確実。

  • PSN側の「ユーザー生成メディア」設定を“制限なし”にすることも重要。

  • USBフォルダ構造(WEPES直下)やPS4のフォーマットも再確認を。

結論:
あなたのアカウント設定自体は成人で正しいのに神データが読み込めないのは、
「本体のファミリー管理設定」が優先されているためです。

友達のPS4では、その管理権限の中で動作するため、
ウイイレ側が“サブアカウント扱い”として制限をかけています。

自分のアカウントをメインとしてPS4を再セットアップするか、
ファミリー設定の「ユーザー生成メディア利用制限」を解除してもらえば、
問題なく神データをインポートできるようになります。

焦らず手順を一つずつ確認すれば、必ず解決できます。