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Windows 11のKB5134133・KB5134134公開、証明書対策の対象バージョンと適用判断

 

Microsoftは、オンラインの証明書更新サービスを利用できないWindows 11端末向けに、定例外更新「KB5134133」「KB5134134」を公開しました。更新された信頼済みルート証明書を累積更新に含め、通常のサービス経由で信頼情報を受け取れない端末に届ける対策です。

主な対象は、ネットワークから切り離された端末や、証明書の自動更新を無効にした環境です。通常どおり自動更新を受け取れる利用者の多くは、今回の定例外更新を必要としません。まず、自分の端末のバージョンと証明書更新の利用状況を確認しましょう。

今回の定例外更新はどの端末が対象か

今回の更新が想定しているのは、Microsoftの証明書更新サービスにアクセスできない環境です。切り離されたネットワークで運用している端末、自動的な証明書信頼リストの更新を無効にしたシステム、サービスへ接続できないコンピューターが主な対象になります。

証明書信頼リストとは、証明書を信頼できるか判断するための情報です。Windows 11を使っているという条件だけで、すべての端末に今回の定例外更新が必要になるわけではありません。

読者

読者

定例外更新と聞くと、全員が急いで入れるものだと思っていました。

解説役

解説役

今回は証明書の更新が届かない環境への対策です。一般の利用者まで一律に対象と考えず、自分の端末がどの方法で信頼情報を受け取っているかを確認しましょう。

判断のポイント:Microsoftのオンラインサービスから証明書の信頼情報を受け取れるかどうかが、適用を検討する軸になります。

変更点は信頼済みルート証明書の同梱

Windowsは通常、オンラインサービスを通じて信頼済みルート証明書の情報を取得します。この情報は、ウェブサイト、アプリ、そのほかのサービスで使われる証明書を検証する際の土台になります。

サービスにアクセスできない端末は信頼情報の更新を受け取れず、証明書を確認する処理で問題が起きる可能性があります。ただし、対象環境のすべての端末で、必ずエラーが発生するという説明ではありません。

KB5134133とKB5134134は、更新された信頼済みルート証明書を累積更新パッケージへ直接含めます。通常の証明書更新サービスに依存せず、更新パッケージを通じて情報を受け取れるようにする仕組みです。

読者

読者

インターネットにつながっていれば、対象外と考えていいですか?

解説役

解説役

確認したいのは、証明書更新サービスを利用できるかどうかです。ほかのサイトを閲覧できるだけでは判断できません。自動更新が無効にされていないかも確認が必要です。

対象バージョン・KB番号・更新後のビルド一覧

対象はWindows 11の4つのバージョンです。KB5134133は24H2・25H2・26H2向け、KB5134134は26H1向けで、更新後のビルドは次のとおりです。

対象バージョン 更新プログラムと更新後のビルド
Windows 11 24H2 KB5134133/ビルド26100.9725
Windows 11 25H2 KB5134133/ビルド26200.9725
Windows 11 26H2 KB5134133/ビルド26300.9725
Windows 11 26H1 KB5134134/ビルド28000.3237
読者

読者

26H1と26H2は、同じKB番号で探してよいのでしょうか?

解説役

解説役

今回の対応は異なります。26H1はKB5134134、26H2はKB5134133です。数字が近くても別の対象なので、端末のバージョンを末尾まで照合してください。

照合時の注意:同じKB5134133でも、対象バージョンによって更新後のビルドが異なります。KB番号とビルド番号を混同しないようにしましょう。

2026年10月13日の月例更新の変更も含む

両更新は累積更新であり、2026年10月13日に公開されたWindows 11の月例更新に含まれる、セキュリティ修正を含むすべての変更を取り込んでいます。証明書情報だけを追加する単独のパッケージではありません。

以前の累積更新をすでにインストールしている端末は、新しい構成要素だけをダウンロードする扱いです。ただし、具体的なダウンロード容量は確認できないため、容量や所要時間の目安までは示せません。

読者

読者

以前の累積更新を入れてあれば、今回の対象かどうかを調べる必要もありませんか?

解説役

解説役

過去の更新を入れたことと、証明書の信頼情報を受け取れることは、確認する内容が違います。ダウンロードの扱いと適用の必要性を分けて考えましょう。

日付の読み方:2026年10月13日は、今回のパッケージに含まれる月例更新の日付です。定例外更新そのものの公開日として読み替えないでください。

更新前に確認する順番と適用判断

最初に対象バージョンを調べ、その次に証明書更新の利用状況を確認すると、適用が必要な端末を絞り込めます。業務用など管理されている端末では、端末側の情報と管理担当者が把握する設定を合わせて判断しましょう。

  1. 端末のWindows 11のバージョンと現在のビルドを確認し、上の表にある対象バージョンと照合します。更新前の状態を控えておくと、適用後に比較できます。
  2. 端末がネットワークから切り離された環境か、自動的な証明書信頼リスト更新が無効になっているか、Microsoftの証明書更新サービスへ接続できるかを確認します。
  3. 自分で設定を把握できない場合は、管理担当者に対象バージョン・現在のビルド・ネットワーク環境を伝え、証明書更新の運用と今回の更新の適用予定を確認します。
  4. 対象環境に当てはまる場合は、対応するKB番号を照合して適用を検討します。すでに証明書の問題がある場合は、発生するサイトやアプリ、表示内容も控えておきましょう。
読者

読者

証明書のエラーが出ていたら、この更新を入れると決めてよいですか?

解説役

解説役

エラーだけでは、今回の対象と同じ原因か判断できません。まず信頼情報の更新を受け取れない環境かを確認し、該当する場合に対応する更新を検討する順番です。

管理端末での注意:組織で証明書の自動更新を無効にしている端末は、その運用方針と今回の更新の扱いを管理担当者に確認してください。

既知の問題と更新後の確認ポイント

今回の修正内容から、適用後に不具合がないと判断することはできません。KB5134133・KB5134134に固有の既知の問題や回避策については、具体的な内容を確認できていません。

Windows 11とKonica Minoltaの端末に関係するUniversal Printの2件の不具合は、別件のニュースです。この2つの更新が原因で発生する問題や、今回修正される問題として結び付けることはできません。

読者

読者

更新後のビルドが合っていれば、証明書の問題も解決したと判断できますか?

解説役

解説役

更新の適用確認と、症状の改善確認は分けましょう。適用後のビルドを確認したうえで、問題が出ていたサイトやアプリを再度利用し、同じ表示が出るか確かめてください。

更新後に問題が続く場合は、適用したKB番号、バージョンとビルド、発生する操作、表示内容をまとめて管理担当者へ伝えると、切り分けに使えます。今回の対策で、あらゆる証明書エラーが解消すると保証されているわけではありません。

通常のオンラインサービスから証明書の自動更新を受け取れている利用者の多くは、この定例外更新を追加する必要はありません。一方、信頼情報を受け取れない対象端末では、対応するパッケージの適用を検討する理由があります。この判断は、通常のセキュリティ更新が必要かどうかとは区別してください。

参考:WindowsReport、Milan Stanojevic(Neowin経由)。

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