
ASUSは、14型モバイルノートPC「Zenbook 14 UX3480」シリーズを10月7日より順次発売します。Core Ultraシリーズ3、Ryzen AI 300シリーズ、Snapdragon Xシリーズの3種類のプロセッサを用意し、価格は18万9,800円から。全モデルがNPUを内蔵し、Copilot+ PCに対応します。新しいAI対応ノートPCの購入を検討している人にとって、価格、重量、バッテリ駆動時間、接続端子の違いが選択のポイントになります。
- ASUS Zenbook 14 UX3480シリーズの発売内容
- Intel・AMD・Qualcommモデルの価格とスペック比較
- IntelモデルはCore Ultraシリーズ3を3種類用意
- AMDモデルは最大約33時間のバッテリ駆動時間
- Snapdragon Xモデルは18万9,800円から、重量約1.1kg
- セキュリティ機能とNPU搭載のポイント
- 購入前に確認したいポイント
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
ASUS Zenbook 14 UX3480シリーズの発売内容
ASUSの「Zenbook 14 UX3480」シリーズは、14型有機ELディスプレイを搭載したモバイルノートPCです。Intel、AMD、Qualcommの3種類のプロセッサから選択でき、用途や予算に応じて構成を選べます。
全モデルの共通点として、AI処理を担うNPUの内蔵、Copilot+ PCへの対応、Windows 11 Homeの搭載が挙げられます。
本体の天板には、アルミニウムとセラミックを組み合わせたASUS独自の「セラルミナム」素材を採用しています。耐摩耗性や耐衝撃性に優れ、MIL-STD 810H準拠のテストもクリアしています。
また、ディスプレイは縦横比16:10の14型有機ELで、DisplayHDR True BlackやDCI-P3 100%の高色域表示に対応しています。天板を指1本で開けられるEasyLiftヒンジも特徴です。
本体カラーには、コモドコーラルとアークティックブルーの2種類が用意されています。
Intel・AMD・Qualcommモデルの価格とスペック比較
Zenbook 14 UX3480シリーズでは、搭載プロセッサによって価格、メモリ、ストレージ、重量、バッテリ駆動時間などが異なります。公表された代表的な構成を比較すると、次のとおりです。
| 比較項目 | Intelモデル | AMDモデル | Qualcommモデル |
|---|---|---|---|
| 代表CPU | Core Ultra 9 386H | Ryzen AI 7 345 | Snapdragon X X1-26-100 |
| 価格 | 27万9,800円から | 23万9,800円から | 18万9,800円から |
| メモリ | 24GB LPDDR5X | 16GB LPDDR5X | 16GB LPDDR5X |
| ストレージ | 512GB/1TB SSD | 512GB SSD | 256GB SSD |
| 画面 | 14型有機EL | 14型有機EL | 14型有機EL |
| 最大掲載解像度 | 2,880×1,800 | 1,920×1,200 | 1,920×1,200 |
| リフレッシュレート | 120Hz/60Hz | 60Hz | 60Hz |
| 重量 | 約1.3kg | 約1.3kg | 約1.1kg |
| バッテリ駆動時間 | 約29時間 | 約33時間 | 約30時間 |
| Bluetooth | 5.4 | 5.4 | 5.3 |
| OS | Windows 11 Home | Windows 11 Home | Windows 11 Home |
価格を重視する場合はQualcommモデル、掲載されたバッテリ駆動時間を重視する場合はAMDモデル、メモリ容量や高解像度ディスプレイの選択肢を重視する場合はIntelモデルが比較対象になります。
ただし、バッテリ駆動時間は公表値であり、実際の利用時間は使用条件によって変動する可能性があります。
IntelモデルはCore Ultraシリーズ3を3種類用意
Intelモデルでは、Core Ultra 9 386H、Core Ultra 7 355、Core Ultra 5 325の3種類のプロセッサを選択できます。
代表構成のCore Ultra 9 386H搭載モデルでは、24GB LPDDR5Xメモリを採用。ストレージは512GBまたは1TB SSDで、ディスプレイには120Hz対応の2,880×1,800ドットと、60Hz対応の1,920×1,200ドットという選択肢があります。
接続端子にはThunderbolt 4、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 1、HDMIなどを搭載しています。無線通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.4に対応します。
本体サイズは311.2×215.8×13.9~16.9mm、重量は約1.3kgです。
高解像度ディスプレイや24GBメモリを求める場合は、Intelモデルの具体的な構成を確認することが重要です。
AMDモデルは最大約33時間のバッテリ駆動時間
AMDモデルでは、Ryzen AI 7 345とRyzen AI 5 330の2種類からプロセッサを選べます。
代表構成のRyzen AI 7 345搭載モデルは、16GB LPDDR5Xメモリ、512GB SSD、1,920×1,200ドットの14型有機ELディスプレイを搭載します。
公表されたバッテリ駆動時間は約33時間で、今回紹介された3モデルの代表構成では最も長い数値です。
接続端子にはUSB4、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 1、HDMIを備えています。Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、207万画素のIR対応Webカメラにも対応します。
本体サイズは311.2×215.8×13.9~16.9mm、重量は約1.3kgです。
Snapdragon Xモデルは18万9,800円から、重量約1.1kg
Qualcommモデルには、Snapdragon X X1-26-100が搭載されます。
メモリは16GB LPDDR5X、ストレージは256GB SSD、ディスプレイは60Hz対応の1,920×1,200ドット14型有機ELです。
価格は18万9,800円からで、掲載された3種類の代表構成の中では最も低価格です。
重量は約1.1kgと軽く、バッテリ駆動時間は約30時間。本体サイズは311.1×215.8×13.9~16.9mmです。
接続端子はUSB 3.2 Gen 2 Type-Cを2基、USB 3.2 Gen 1、HDMIなどを搭載します。Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3にも対応しています。
購入前には、利用予定のアプリケーションや周辺機器がSnapdragon X搭載環境に対応しているか確認することをおすすめします。今回の製品情報には、個別のアプリケーションの動作検証結果は掲載されていません。
セキュリティ機能とNPU搭載のポイント
Zenbook 14 UX3480シリーズは、すべてのモデルでNPUを内蔵し、Copilot+ PCに対応します。
NPUはAI関連の処理を担当する専用プロセッサです。CPUとは別の演算処理を行う仕組みですが、NPUを搭載していることだけで、マルウェア対策や脆弱性対策の性能が保証されるわけではありません。
また、各モデルには207万画素のIR対応Webカメラが搭載されています。IRは赤外線を意味し、カメラの対応方式を示すものです。
今回の発売情報では、新たな脆弱性や攻撃被害、緊急のセキュリティ修正についての発表は示されていません。したがって、この新製品の発売を理由に、既存PCで緊急の対応が必要になるという内容ではありません。
セキュリティを重視して購入する場合は、OSの更新管理、利用するアプリケーションの対応状況、必要な認証機能などを確認することが実用的です。
購入前に確認したいポイント
利用するソフトウェアの対応状況
Intel、AMD、Qualcommの各モデルは搭載プロセッサが異なります。特に業務で専用アプリケーションや周辺機器を使用する場合は、購入前に対応条件を確認しておくと安心です。
ストレージ容量
掲載された代表構成では、Qualcommモデルが256GB SSD、AMDモデルが512GB SSD、Intelモデルが512GBまたは1TB SSDとなっています。
写真や動画、業務資料などを本体に多く保存する予定がある場合は、必要な容量を見積もって選ぶことが重要です。
接続端子の種類
IntelモデルはThunderbolt 4、AMDモデルはUSB4を備えています。一方、Qualcommモデルの掲載仕様ではUSB 3.2 Gen 2 Type-Cが2基となっています。
外部モニター、ドッキングステーション、外付けSSDなどを使う場合は、機器側の要求仕様との適合を確認してください。
モデルごとの画面仕様
Intelモデルには120Hz対応の高解像度ディスプレイ構成が存在しますが、すべてのモデルが同じ解像度やリフレッシュレートではありません。
購入時には、プロセッサ名だけでなく、選択した構成のディスプレイ仕様まで確認することをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Zenbook 14 UX3480シリーズの発売日はいつですか?
ASUSは10月7日より順次発売すると発表しています。具体的な販売開始時期はモデルごとに確認する必要があります。
最も安いモデルはいくらですか?
掲載された代表構成では、Snapdragon X X1-26-100搭載のQualcommモデルが18万9,800円からとなっています。
すべてのモデルでCopilot+ PCを利用できますか?
はい。今回の発売情報では、Intel、AMD、QualcommのいずれもNPUを内蔵し、Copilot+ PCに対応すると案内されています。
最も軽いモデルはどれですか?
Qualcommモデルが約1.1kgです。IntelモデルとAMDモデルの代表構成はいずれも約1.3kgとなっています。
Windows 11 Homeは搭載されていますか?
はい。掲載された3種類の代表構成はいずれもWindows 11 Homeを搭載しています。
まとめ
ASUS Zenbook 14 UX3480シリーズは、Core Ultraシリーズ3、Ryzen AI 300シリーズ、Snapdragon Xシリーズからプロセッサを選べる14型モバイルノートPCです。
価格は18万9,800円からで、すべてのモデルがNPUを内蔵し、Copilot+ PCに対応しています。
選ぶ際は、価格だけでなく、メモリ容量、ストレージ、重量、バッテリ駆動時間、接続端子の違いを比較することが重要です。
特に業務利用を想定している場合は、普段使用しているアプリケーションや周辺機器との互換性を確認したうえで、用途に合ったモデルを選ぶとよいでしょう。
出典:PC Watch(株式会社インプレス)、宇都宮 充氏によるASUS Zenbook 14 UX3480シリーズの製品情報。