
Windows 11で「VCRUNTIME140.dll が見つからない」エラーを直す方法まとめ(安全・最短手順)
アプリやゲームを起動した瞬間に「VCRUNTIME140.dll が見つからない」「コードの実行を続行できません」と表示されると、故障やデータ消失を疑って不安になります。しかし多くの場合、原因はWindowsの破損ではなく“必要な共有ライブラリが入っていない/壊れている”だけです。
この記事では、Windows 11でこのエラーを安全に解消するための手順を、効果が高い順にまとめます。危険な回避策(DLL単体のダウンロード)を避けつつ、再発しにくい直し方に絞りました。
VCRUNTIME140.dllとは?なぜ不足すると起動できないのか
VCRUNTIME140.dll は Microsoft Visual C++ Redistributable(再頒布可能パッケージ) に含まれる部品のひとつです。多くのアプリは、基本的な処理を自前で持たず、この共通ライブラリを呼び出して動いています。
そのため ファイルが未インストール/破損/バージョン不整合 の状態だと、アプリ側が必要な機能を読み込めず起動できません。特にゲーム、動画編集、配信ツール、業務アプリなどで起きやすい典型的なエラーです。
まず確認しておくべきこと(1分でできる)
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PCを再起動:アップデート直後やインストール直後の一時不整合が解消することがあります。
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Windows Updateを適用:保留中の更新があると、関連コンポーネントの整合が取れない場合があります。
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エラー対象が“特定のアプリだけ”か確認:特定アプリだけなら、アプリ側のインストール不備の可能性が高いです。
ここまでで直らなければ、以下の「本命手順」に進みます。
対処法1:Microsoft公式のVisual C++ Redistributableを入れ直す(最優先)
最も効果が高く、再発もしにくい方法です。DLL単体を拾ってくるのではなく、必ず公式パッケージを導入します。
手順
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Microsoftの案内ページ(Visual C++ 再頒布可能パッケージ)を開く
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https://learn.microsoft.com/en-us/cpp/windows/latest-supported-vc-redist
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「Latest supported redistributable version」付近から、以下を入手
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vc_redist.x64.exe(64bit)
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vc_redist.x86.exe(32bit)
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重要:64bitのWindowsでも、32bitアプリは多いため、迷ったら 両方インストール
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インストーラーを実行 → 完了後に PCを再起動
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エラーが出たアプリを再起動して確認
うまくいかない場合のコツ
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既に入っている場合でも、インストーラーで「修復(Repair)」が出ることがあります。表示されたら修復を試すのが近道です。
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企業PCなどで権限が制限されている場合は、管理者権限が必要です。
対処法2:SFCでWindowsのシステムファイルを修復する
「ファイルはあるけど壊れている」ケースに強いのが SFC(System File Checker) です。Windowsが自動で破損ファイルを検出・修復します。
手順(管理者で実行)
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スタートメニューで「cmd」または「コマンド プロンプト」を検索
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右クリック → 管理者として実行
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次を入力してEnter
bashsfc /scannow -
完了まで待つ(数分〜10分程度)
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終了後、PCを再起動して再確認
追加の修復(SFCで直らないとき)
SFCで改善しない場合、Windowsイメージ自体の修復が必要なことがあります。同じく管理者のコマンドプロンプトで次を実行します。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
完了後にもう一度 sfc /scannow を実行すると、直りやすくなります。
対処法3:問題のアプリを「修復」または再インストールする
特定のアプリだけで起きるなら、Windowsではなくアプリの導入状態が原因の可能性が高いです。
手順
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設定(Windowsキー + I)を開く
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アプリ > インストールされているアプリ
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対象アプリを選択
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「修復」があれば先に実行
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なければ アンインストール → 公式配布元から再インストール
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再起動してから起動確認
※ゲームランチャー(Steam/Epicなど)経由の場合は、ランチャー側に「ファイルの整合性チェック」があることも多く、再インストールより短時間で直る場合があります。
それでも直らないときに見るべきポイント
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エラー文のDLL名がVCRUNTIME140_1.dll、MSVCP140.dllなど別名の場合もありますが、基本は同じくVisual C++再頒布可能パッケージで解決することが多いです。
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複数のアプリで同時多発する場合、セキュリティソフトの隔離や、システムの破損が疑われます。SFC/DISMを優先してください。
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直前にドライバ更新・大型アップデート・クリーンアップ系ソフト実行をしていたなら、システムの復元が早いこともあります。
セキュリティ注意:DLL単体を配布する「DLLダウンロードサイト」は避ける
検索すると「VCRUNTIME140.dllを無料ダウンロード」系サイトが大量に出ますが、これはおすすめしません。
理由はシンプルで、正しいバージョン保証がなく、改ざんやマルウェア混入のリスクがあるからです。さらに、DLLを置いただけでは依存関係が揃わず、別の不具合を呼ぶこともあります。
安全に直すなら、公式の再頒布可能パッケージか、Windowsの修復機能(SFC/DISM)に限定するのが確実です。
まとめ:最短で直すならこの順番
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Visual C++ Redistributable(x64とx86)を公式から入れ直す
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SFC → 必要ならDISM → 再度SFC
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問題のアプリを修復/再インストール
この3段構えで、ほとんどの「VCRUNTIME140.dllが見つからない」エラーは安全に解消できます。再発を防ぐためにも、DLL単体の入れ替えではなく“正規の部品一式を整える”方針で対処してください。