エラー大全集

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🌟【Lotus Notesアーカイブエラー解決】「アーカイブの実行中にエラーが発生しました」の原因と対処法を徹底解説🔧

こんにちは!長谷川です!今回は、Lotus Notesで「アーカイブエラー」や「アーカイブの実行中にエラーが発生しました」といった問題に困っている方へ、その原因と対処法を詳しく解説していきます。「いっそのことスムーズにアーカイブできたらいいのに…」と思っている方のために、具体的な手順でエラーを解消していきましょう!


💡【エラーの原因】なぜ「アーカイブエラー」が発生するのか?

Lotus Notesアーカイブエラーが発生する原因はいくつか考えられます:

  1. アーカイブ設定の不備
    アーカイブ設定が正しく行われていない場合、アーカイブの実行時にエラーが発生することがあります。例えば、設定した条件が無効であったり、アーカイブファイルの保存場所が正しく指定されていない場合です​(Kunisan JP)

  2. ストレージの容量不足
    アーカイブ先のストレージに十分な容量がない場合、アーカイブが途中で停止したり、エラーが発生することがあります。

  3. NSFファイルの破損
    アーカイブ対象のNSFファイル(データベースファイル)が破損していると、アーカイブ中にエラーが発生することがあります。

  4. アクセス権限の問題
    アーカイブ先フォルダへのアクセス権限が不足している場合や、設定されたアーカイブ場所が正しく設定されていない場合も、エラーの原因となります。


🔧【解決策】「アーカイブエラー」を解消するための具体的な対処法

1. アーカイブ設定の確認と修正

まず最初に、アーカイブ設定が正しく行われているか確認しましょう。

  • 手順
    1. Lotus Notesを起動し、アーカイブ対象のメールデータベースを開きます。
    2. メニューから「アクション」→「アーカイブ」→「設定」を選択します。
    3. アーカイブ条件を確認し、必要に応じて「新しい条件を作成」または「既存の条件を編集」します。
    4. 件を有効にするため、「有効」ボタンをクリックします​(

💡ポイントアーカイブ先のフォルダやファイル名に誤りがないか、必ず確認してください。アーカイブ先のパスは絶対パスで指定することをおすすめします。

2. ストレージ容量を確認して確保する

アーカイブを実行するには、十分なストレージ容量が必要です。アーカイブ先のドライブやフォルダの空き容量を確認し、不足している場合は不要なファイルを削除するか、別の保存先を設定しましょう。

  • 手順
    1. アーカイブ先のドライブまたはフォルダの空き容量を確認します。
    2. 空き容量が不足している場合、不要なファイルを削除したり、別の保存先フォルダを選択します。

3. Dominoコンソールで修復コマンドを実行する

NSFファイルの破損が原因でアーカイブエラーが発生している場合、Dominoコンソールで修復コマンドを実行することで問題を解決できます​(情シスナビ)

修正コマンド一覧

  1. drop mail\(対象IBM Lotus NotesDB名).NSF - データベースセッションの切断
  2. dbcache flush - データベースキャッシュの開放
  3. load fixup -F mail\(対象IBM Lotus NotesDB名).NSF - データベースの修復
  4. load updall -R mail\(対象IBM Lotus NotesDB).NSF - データベースの再構築
  5. load compact -c mail\(対象IBM Lotus NotesDB).NSF - データベースの容量を圧縮&破損情報の修復

💡注意:この操作はLotus Notesの管理者のみが実施可能です。必ず順番通りにコマンドを実行し、各処理が完了するまで待つようにしてください。

4. Lotus Notesのアンインストールと再インストール

アーカイブ設定やファイルが破損している場合、Lotus Notesの再インストールが必要な場合があります​(Kunisan JP)

  • 手順
    1. Lotus Notesをアンインストールします。
    2. 「C:\Documents and Settings\XXX\Local Settings\Application Data\Lotus」のフォルダ名を「Lotus_bak」に変更します。
    3. Lotus Notesを再インストールします。
    4. 「Lotus_bak」フォルダから、XXX.idnames.nsfCDC.nsfmailフォルダ、archiveフォルダ、signature関連フォルダをコピーします。
    5. RDBを開き、レプリカバックアップの再設定を行います。

💡補足:この手順は慎重に行い、事前にバックアップを取ることをおすすめします。


📊【比較表】アーカイブエラーの原因と対処法

原因 対処法 難易度
アーカイブ設定の不備 設定内容の確認・修正
ストレージ容量不足 空き容量を確認・確保
NSFファイルの破損 Dominoコンソールで修復コマンドを実行
アクセス権限の不足 権限の確認と設定の変更
Lotus Notesの設定ファイル破損 Lotus Notesのアンインストールと再インストール

🔄【アーカイブエラーを防ぐための対策】

1. 定期的なバックアップ

定期的にNSFファイルやアーカイブデータをバックアップすることで、万が一のデータ損失を防ぐことができます。

2. ストレージ容量の確認と管理

アーカイブの実行前に、ストレージの空き容量を確認し、不足している場合は早めに容量を確保するようにしましょう。

3. 定期的なアーカイブ設定の確認

アーカイブ設定は定期的に見直し、不要な条件や古い設定を削除することで、エラーの発生を防ぐことができます。


🎯【まとめ】

Lotus Notesで「アーカイブエラー」や「アーカイブの実行中にエラーが発生しました」という問題が発生した場合、まずはアーカイブ設定やストレージ容量、NSFファイルの状態を確認することが重要です。今回ご紹介した対処法を試すことで、多くのアーカイブエラーを解決できるはずです。

ぜひこの記事を参考に、アーカイブエラーを解消し、Lotus Notesのパフォーマンスを向上させてくださいね!最後までお読みいただきありがとうございました😊